【カラコンのBC(ベースカーブ)って?】おすすめのBCの選び方や気をつけるべき注意点

「カラコンのBC(ベースカーブ)ってなに?」

「サイズや着け心地に関係あるの?」

と疑問に感じますよね。

カラコンのBCの選び方や気をつけるべき注意点をお伝えします。

 

カラコンのBC(ベースカーブ)とは?

カラコンを購入する際、よく「BC」という文字を目にすると思いますが、何を表すものなのか疑問に思っている方も多いのでは。

まずは、カラコンのBCとは何なのかを解説していきます。

 

BCとはレンズの丸みを表す単位

カラコンのBCとは、「ベースカーブ」の略で、コンタクトの丸みを表す単位、つまりレンズの曲がり具合を示す数字です。

BCの数値が大きい場合レンズのカーブがゆるく、BCの数値が小さい場合レンズのカーブがきつくなっています。

人の目は丸い形をしていますが、目の湾曲具合はひとりひとり異なるため、自分の目の形にしっかりフィットするBCのカラコンを選ぶことが大切です。

 

BCが合わないときに起こりやすいトラブル

コンタクトレンズは素材が柔軟なため、BCが合わなくて一応は目にフィットするように作られています。

しかし、BCが合わないと大切な目にさまざまなトラブルが発生してしまうケースがあるので注意したいところ。

よくあるのは、下記のようなトラブルです。

  • ゴロゴロする
  • 痛くなる
  • かゆくなる
  • 充血する
  • ドライアイになる

など

また、BCが自分の瞳より大きい場合と小さい場合でトラブルの種類も変わってきます。

 

◆瞳より小さいBCをつけていると・・・

BCの数値が小さいとレンズの曲がり具合がキツくなり、目を締め付けてしまい眼球に圧迫感を感じるというトラブルが発生しやすくなります。

締め付けによってレンズがズレにくくなるのはいいことですが、目に張り付き角膜を傷付けてしまうこともあるので要注意です。

 

◆瞳より大きいBCをつけていると・・・

自身のBCのカーブよりBCが大きいレンズをつけていると、丸みが緩いため、ズレて目から外れやすくなってしまいます。

また、曲がり具合がゆるやかすぎるため、レンズが目の中でなかなか安定せず、ゴロゴロ感が伴います。

 

BCの調べ方

カラコンのBCの情報は、基本的に商品ページなどに記載されています。

「BC 8.6mm」や「BC 8.8mm」というような表記で記載されているのでよくチェックしましょう。

また、自身の瞳のBCを調べる方法は、眼科に行く方法以外ありません。

残念ながら自分で測ることはできないので、正しくBCを把握しておきたいという方は眼科に行って検査してもらいましょう。

眼科であれば、専用の医療機器を使って正しいBCを計測することができます。

特にこれから始めてカラコンを使う方は、BC以外にも、目の状態や視力などを調べる必要があるので必ず眼科を受診しましょう。

 

日本人のBC平均値

日本人の平均BCは、8.6mm~8.8mm前後と言われており、自社でも調査してみたところ、年代別・男女別で見てもそのくらいの数値のBCの人が多いことがわかりました。

とはいうものの、BCの数値は人それぞれで、中には8.3mmとカーブがゆるめな人も、9.0mmとカーブがキツめな人もいるようです。

あくまで平均値は参考として考えておくといいでしょう。

ちなみに、現在日本で販売されているカラコンのBCは、8.3mm~8.9mmの取り扱いが多くなっているようです。

 

おすすめのBCは?選び方を解説

自分に合ったBCのカラコンを購入するためには、どんな選び方で購入すればいいのでしょうか?

選び方には、以下の3つのポイントがあります。

 

BCのラインナップは少ない

カラコンを購入する際、視力は0.25mm~0.5mm単位で自分に合ったものを選択することができますが、BCに関してはサイズを選ぶことはできません。

基本的には、メーカーが生産した数値のBCしか用意されていないので、BCの数値記載をしっかり確認してから購入する必要があります。

カラコンは直接あなたの大切な目に触れるもの。

カラーやサイズ、デザインなど見た目も重視したいところですが、目に負担をかけないように自分に合ったBCのものをしっかり選びましょう。

 

BC(ベースカーブ)を選ぶ上での注意点

現在日本で販売されているカラコンの多くは、日本人の平均BC数値に合わせた、8.6mm~8.8mm前後のものが多くなっています。

そのため、8.3mmや9.0mmなど、極端にBCがゆるかったりきつかったりする人は十分に気を付けましょう。

実際に検索してみるとわかると思いますが、中には商品数は少ないながらにも、BCが8.5mmや8.9mmのカラコンも一部販売されています。

BCが極端な人は大変かもしれませんが、できるだけ自身の瞳のBCに合ったカラコンを探すようにしましょう。

 

眼球が大きめの人はゆるめ・小さめの人はキツめを選ぶ

BCの選び方は難しいかもしれませんが、自身の眼球の大きさによって数値が異なるということを覚えておけば考え方は簡単です。

眼球が大きい人ほどカーブの丸みがゆるくなるため、BCの数値が大きいものを選びましょう。

反対に眼球が小さめの人は、カーブの丸みがキツい傾向にあるので、BCの数値が小さいものを選ぶと安心です。

 

BC(ベースカーブ)で合わない時の対処法

自身のBCを確認せずにカラコンを購入してしまう人がとても多いです。

BCが合わないカラコンを使うと、さまざまなトラブルが発生してしまいます。

瞳はとっても繊細なものですし、視力を伴う人間にとって大切な部位です。

BCが合わないときの対処法をまとめていきますので参考にしてみてください。

 

自分のBCの±2mm前後のカラコンを買う

自身のBCにピッタリの数値のカラコンが見つかればいいのですが、ピンポイントで探すのもなかなか難しいものです。

BCを選ぶ際のポイントとしては、±2mm前後であれば許容範囲で違和感なく装用は可能になります。

選ぶ際の参考にしてみましょう。

 

眼科を受診し処方箋をもらってカラコンを買い替える

BCはあまり気にせずにカラコンを買ってしまう方が非常に多いです。

上記でも説明しましたが、正しいBCの数値を知るためには、眼科で検査をしてもらうしか方法がありません。

もし、自分のBCを調べずにカラコンを購入して上記のようなトラブルが発生した場合は、眼科に行って処方箋を出してもらってから改めて自身に合ったカラコンに買い替えましょう。

カラコンを購入する際は基本的にネットや通販サイトを利用することになると思いますが、そういった場合でも処方箋を見ながら購入することが、失敗をしないためのカギになります。

 

低含水レンズを選ぶ

もし、どうしても自分に合うBCのカラコンが見つからない場合は、低含水レンズのものを購入するといいでしょう。

目やレンズが乾燥していると、余計にトラブルが発生しやすくなります。

もちろん、BCの合うカラコンを選ぶことが最も重要ですが、低含水レンズは乾燥に強く目に優しいレンズなので、BCが若干合わない場合でも目の負担を軽減してくれるでしょう。

 

コンタクトレンズ用目薬・装着液を使う

BCが合わず、目に違和感があったりゴロゴロしたりする場合は、こまめにコンタクトレンズ用の目薬を使うといいでしょう。

コンタクトレンズ用の目薬は薬局等でも、200~550円前後と安価で購入することができます。

こまめに使うことで瞳に潤いを与え、違和感やゴロゴロ感を軽減してくれます。

また、カラコンをつける前に装着液を使うのも効果的です。

装着液を使うことで、違和感やゴロゴロ感をなくし、レンズになめらかな付け心地と潤いを与えてくれます。

有効成分がレンズと瞳の間でクッションになってくれるので、BCが合わない場合でも少々快適な装用感を得られるようになるでしょう。

 

ベースカーブでカラコンを選ぶ人は少ない

ただ、カラコンを使うひとでベースカーブ(BC)で商品を選び人はかなり少ないです。

なぜならBCは装着時の見た目には関係なく、ほとんどBCが大幅な差がなく8mm台に収まっているからです。

瞳の大きさで選ぶなら着色直径、装着感で選ぶならDIA(サイズ)でカラコンを選びましょう。

一般的には着色直径>DIA>BCでカラコンを選ぶ人が多いです。

ぜひ自分に合ったカラコンを見つけてみてください(^^)

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